仕事を辞めて、心が豊かに
実はわたくし一月で仕事を退職し、
毎日毎日、合気道の稽古に精を出しています。
毎日好きなことをし、毎日するべきことをしています。
毎日毎日が「休み」というやつです。
毎日仕事をしていた時は、申し訳ないのですがさせられている労働、という感じがあり、毎日休みなんて夢のようでした。
労働を通して、誰かの幸せに直接的に携わっている感覚はありませんでした。
同僚も同じように大変そうでした。
毎日が大変なんですから、休みは天国でした。
会社に出勤しなくて天国にいられるんですから、休みは天国でした。
「いまは海外でのんびりできるような自由さ」
しかし毎日遊んでいる訳ではありません。
毎日遊んでいるわけではありませんで、毎日人間やっています。
毎日精を出して活動しています。毎日学んでいます。
毎日ありがとうと感謝しています。
これだけで、地球のために、何かの為になれる人間としての最低条件はクリアしていると感じたいです。毎日、人間に近い事をしています。
わたくし、働いていた時は世界中のすべてのものが当たり前だと思っていました。
いいえ、思ってすらいませんでした。
存在が当たり前すぎて、気がついてもいませんでした。
つまり、太陽とかです。水とか風とか小鳥さんとか、なんか全部のものって有難いのでは?
と感じています。
私が生きているのは土なしにはあり得ない。
なんて美しいんだろう。
食べられることの奇跡。
とか。
こういうのって凄いことです。
こういう凄いことに感ずられない状態ではいたくありませんでした。
人間からどんどん離れていくのがもったいなく感じました。
わたしは、今まで経験したことになに一つの後悔もありませんで感謝しています。
それでタイトルの、
仕事を辞めて、心が豊かに。
そうです仕事は大変です。職場という所には沢山人がいます。イライラの人もいます。余裕のない空気もあります。そういうのが体に付着して、うつります。
だから仕事が終わると余裕がなくなっています。
退勤する時に心が出勤時よりも豊かになっていた事が、わたしはありませんでした。
そしていま、余裕が生まれました。
いままで見えなかった世界が見えます。
通勤中は急いでいて余裕がなかったのに、
今は風が心地よくて立ち止まれる。ふと見ると梅の花が咲いている。美しいと感じる。(このあいだ)
私も働いているんだから、みんな働いているのが当然だと、極端に言えば思っていた。コンビニの店員さんも、ゴミを回収して下さっている方々も、世の中のすべてが当たり前だと、思いもせずに存在している事が常識だと思っていたのが、
いまは全部ありがとう。です。
仕事を辞めて心が豊かになったのではない。
心豊かな人間でいたかったから、人間をしているみたいな感じです。
雇われているかどうかではない。
何をしているかしていないかではなく。